「アンガーマネジメント入門」安藤俊介

書籍名だけ見ると、イライラのコントロールのようですが、イライラだけでなくさまざまな感情のコントロールに通じるスキルの入門書と聞き手に取ってみました。感情の起伏がある方なので。。

「考えや価値観の違いを受け入れられない」から「怒る」。怒りは、自分で選択している。自分の感情は自分自身の責任である。自分の価値観は正しいのか(誰しもが自身の怒りに賛同するのか)。

「その怒りは損か得かという視点」を持つこと、「怒りを目標達成に生かすこと」、「人生にとって有意義な方向に向けることを考えること」が重要。

怒りが生まれるまでの3段階
 第1段階:出来事に遭遇
 第2段階:出来事の意味づけ
 第3段階:意味づけの結果、許せないものだと怒りが発生

「行動の修正」
 ・衝動のコントロール
 ・コミュニケーションの修正
「認識の修正」
 ・基本の認識の修正
 ・応用の認識の修正

「怒りの原因の追究は百害あって一利なし」
 →追究を始めると、ほかの怒りも思い出したり、気づいてしまう。
 →どうすれば(怒らずに)友好的な関係を築けるのかを考える。
 →理想的な関係と現実の関係のギャップを思い浮かべ、ギャップを埋めるための必要な行動を考える。

なりたい自分を思い描く。怒ることは損か、得か。

衝動のコントロール4選
 1:ストップシンキング
 2:ディレイシンキング
 3:コーピングマントラ(気をそらす魔法の呪文(言葉)を心の中でつぶやく。何かの情景を思い出すのもあり。)
 4:タイムアウト

アンガーログ(いつ、何に、どのくらいのレベルで、どのような感情を持ち、どのような行動を取ったのか、その結果どうなったのか)をつける。後で見返す。理想の自分になるために、必要だったのか、本当にその感情を持つべきだったのか。後で見返して、「その感情は持つべきではなかった、損をした」と感じるものが多いのではないか。

3コラムテクニック ※出来事の直後は厳禁
 1:始めにおもったこと
 2:認識のエラー
 3:リフレーム(言い換え)

アンガーログと3コラムテクニックなどを眺めると、感情のスイッチが入る共通の「トリガー」が見えてくる。この共通のトリガーはワンパターン。このワンパターンに至る過程の、何か一つだけ変えてみる。

伝え方のポイント。
 ・言ってはいけない:絶対、いつも、必ず、~べき
 ・やってはいけない:価値観の押しつけ、人を責めない、決めつけ、レッテル、大げさにする
 ・するべき    :主語を「私」にする、相手の立場/気持ちを思いやる
  ✖ 「君が」遅刻するから悪い
  ○ 君が遅刻すると、「私」のスケジュールがずれるので困る

アサーティブコミュニケーション
 ・自分の思いを主張すること。と同時に、相手の思いを聞くこと。その二つを考えながら、攻撃的になることなく、率直で素直に自分の思いを伝える。