「転職の思考法」北野唯我

転職活動を検討するにあたり、さまざまな観点や軸などを補完するために手に取った。

あまり物語仕立ての本は好みではなかったが、本書ついては登場人物が少なく個性も薄かったため、私にとっては読みやすかった。転職活動を開始する動機は人それぞれであるが、本著は転職活動を検討中でない人も、自身が属している業界の評価、当該業界の中での自身の評価、業界を超えた普遍的な自身のスキル・経験の棚卸など、役立つものと感じました。巻末に本書内のすべての要点がまとめられており、振り返りに便利であった。すでに転職活動にあたっての図書を読んでいる人は巻末だけ読んでも参考になる気がします。

自身の評価について、「マーケットバリュー」で表している。

マーケットバリュー=技術資産×人的資産×業界の生産性 ※技術資産は職種に紐づくものと紐づかないものの2種類

現時点のマーケットバリューだけでなく、5年前・5年後(予想)を算出し時系列にする、転職した(していた)場合を想定し作成する、これらを比較することで自身の身を置くべき業界/企業、磨くべきスキルや積むべき経験も見えてくる。

また単純にマーケットバリューだけでなく、自身の価値観などを考慮に入れる点などにも言及しており、私にとって転職活動を検討するうえではこの1冊のみで十分と感じた。